会について

ミッションステートメント

日本女性科学者の会は「女性科学者の友好を深め研究分野の知識の交換を図り、その地位向上を目指すとともに、女性と男性がともに個性と能力を発揮できる環境とネットワークの構築を推進することで、社会と世界の平和に貢献すること」を目的に活動しています。

会長挨拶

一般社団法人 日本女性科学者の会 代表理事(会長)
梅津 理恵

日本女性科学者の会の梅津理恵です。この度の理事会において跡見順子前会長から引き継ぎ、代表理事(会長)に就任することになりました。この会は1958年に「日本婦人科学者の会」として設立し、1996年に「日本女性科学者の会」、そして2014年に一般社団法人となりました。このように65年という長い歴史を有し、歴代の会長が繋いできた役目を担うことに重責を感じております。

そもそも、この会は「女性科学者の友好を深め、各研究分野の知識交流を図り、女性科学者の地位向上を目指すとともに、世界の平和に貢献すること」を目的として設立されました。この65年間、先輩方の絶え間ない努力の賜物により女性科学者を取り巻く環境は徐々に改善されてきました。しかしながら、現在の状況は決して満足のいくものではなく、まだ当分は努力を継続する必要がございます。女性が持っている能力を存分に発揮し、全ての女性科学者が研究や教育活動に邁進できるよう、会の設立目標に改めて立ち返り、運営を行ってまいりたいと決意する次第でございます。

令和5年度の総会開催時点において全会員数は約250名とこじんまりとはしていますが、会の活動内容はじつに多岐にわたります。国内における学術大会や例会、シンポジウムの開催に学術誌やニュースレターの刊行、奨励賞・功労賞の贈呈。国際的視野においては、1999年に第 11 回 国際女性技術者科学者会議(ICWES11)を幕張メッセ国際会議場にて開催し、それを機に設立されたInternational Network of Women Engineer and Scientists (INWES) Japanに日本女性技術者科学者ネットワーク(JNWES)の団体会員として関与し続けております。また、「女子中高生夏の学校」には2005年より共催し、HPに学生会員向けサイトを設置し、昨年度には中高校生を対象とした会友制度を設けるなど、若手育成にも力を注いでおります。なぜ、これほどまでにもエネルギッシュに活動が出来のでしょうか。それは、すべては女性科学者の未来を思うからこそです。各種団体との繋がりや会員同士の横のつながりを密にし、様々なネットワークを構築して連携してきております。この会の会員で良かった、と皆さんに満足して頂けるよう、SJWSの運営に精一杯尽力するつもりです。ぜひ、お知り合い等をお誘い合わせの上、入会をご検討ください。同業者間のコミュニティとは一味異なる、素晴らしい仲間との出会いが待っています。

2023年5月

梅津 理恵

設立の経緯と活動内容

日本女性科学者の会は「女性科学者の友好を深め、各研究分野の知識交流を図り、女性科学者の地位向上を目指すとともに、世界の平和に貢献すること」を目的として1958年4月に「日本婦人科学者の会」の名称で設立されました。本会の設立に際しましては、当時女性国際民主連合副会長の平塚らいてう女史、ノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士を中心として設立された世界平和アピール七人委員会から多大なご支援を頂きました。1996年6月には名称を「日本女性科学者の会」と改め、2014年4月1日からは一般社団法人化し「一般社団法人 日本女性科学者の会」となりました。

本会は設立当初から半世紀以上にわたり、第一線で活躍する会員および非会員による講演会や、女性科学者・研究者を取り巻く諸問題に関するシンポジウムなどを開催し、幅広く活動してきました。1995年からは「日本女性科学者の会奨励賞・功労賞」を設け、女性科学者の活躍を推進する研究や支援活動を表彰しています。

本会の活動としては、国内での学術大会開催や学術誌刊行などの会員活動に加えて、1999年に第11回国際女性技術者科学者会議を主催するなど、設立当初からグローバルな女性研究者関連学術会議に積極的に参加してきました。2002年10月から男女共同参画学協会連絡会加盟団体、2004年には日本学術会議19期第4部登録学術団体として、特に、2003年から2005年には、国立女性教育会館の女性研究者ネットワーク支援のための懇談会に参加し、「女子中高校生夏の学校」(国立女性教育会館、男女共同参画学協会連絡会など主催)を2005年から共催し、更には、「国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業」を2013年以来内閣府と共催して、次世代の女性研究者育成にも取り組んでいいます。このような活動を通して、科学技術の分野において、女性と男性が共に個性と能力を発揮できる環境づくり・ネットワークづくりと社会貢献を目指しています。

会員は、理学、工学、医学、薬学、農学、家政学など幅広い研究分野で活躍する大学、研究機関などに所属する研究者および企業の研究者・技術者で、男性研究者・技術者も活動に参加しています。

事業

事業 概要
総会 年1回;5月(同日に奨励賞・功労賞贈呈式を開催)
学術誌 年1回発行
学術大会、例会 交互に隔年1回
ニュース (3月、9月、9月号は賞贈呈記念特別号)
賞贈呈 奨励賞、功労賞の贈呈(毎年若干名)
その他の活動 新春懇談会、講演会、シンポジウム、出版刊行物 等

ブロック

  1. 北海道ブロック(北海道)
  2. 東北ブロック(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)
  3. 関東圏ブロック(関東1都6県と山梨、長野、新潟、石川、富山)
  4. 東海ブロック(静岡、岐阜、愛知、三重)
  5. 関西・中四国ブロック(関西2府4県、四国4県、中国5県、福井)
  6. 九州ブロック(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)

各ブロックの活動報告はこちら

主な活動

活動
1989 創立30年誌発行と懇談会 -今後の展望-
1993 For Tomorrow-世界の中の日本女性科学者・技術者(シンポジウム)
1994 科学技術を私たちの身近なものに
1995 科学技術系女性人材の育成について -アンケート調査、理科離れの中で
1996 第 1 回 奨励賞・功労賞贈呈式 及び 奨励賞受賞記念講演会(以後、毎年開催)
1996 親と子の理科実験教室 -考えよう地球環境
1997 サイエンスボランティア -女性たちの出前理科実験
1998 科学と女性 -科学の芽を育てる地域女性たち
1998 創立40年記念誌「この10年の歩み」(1989-1998) 発行
1999 第 11 回国際女性技術者科学者会議主催
2000 「日本女性科学者の会 学術年報」刊行
2001 パネルディスカッション 21世紀の科学教育への提言
2003 少子高齢化社会で活躍するための条件
2004 第 9 回 奨励賞・功労賞贈呈式及び奨励賞受賞記念講演会
2004 心の問題を科学する -ヒトはなぜ傷付くのか?傷付くとどうなるのか?
2005 科学・技術分野で女性研究者が活躍するための四つの条件 -男女共同参画の実現に向けて-
(文部科学省女性の社会参画支援促進事業:シンポジウム 和光市教育委員会・理化学研究所と主催)
2005 東西医療の融合をめざして(学術大会シンポジウム)
2005 新たな未来に向かって 科学技術と女性-最前線の群像と科学像(国立女性教育会館シンポジウム)
2006 社会のための科学-サイエンスコミュニケーション-(学術大会シンポジウム)

理事・監事

更新作業中

定 款

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定款に基づく規則類

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個人情報保護方針

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