担当:山本真紀会員(関西福祉科学大学)
コロナ禍にあって、社会や科学の情報が交錯し、何をどのように判断すればよいかわからない一般市民が多いのではないだろうか。日本の児童生徒の科学リテラシーは先進国でもトップレベルであるが、科学への興味関心は海外諸国と比べて低い1)。新学習指導要領2)では、そのような関心を高めるために自ら学ぶ力の育成に重点が置かれている。本勉強会では、自ら学び、判断できる人材の育成に必要な教育について検討する。自ら学ぶ力として、本会の跡見順子会長が提唱される「身心一体科学」3),4)の教育への適用を模索する。「身心一体科学」によって、生命現象を細胞レベルで自分のこととしてとらえ、身体の声に耳を傾ける力を育むことで、自ら学ぶ主体的な力を引き出すための教育体系5)をともに切り開きたいと考えている。
*Zoomでの勉強会を行う予定です。参加希望の方は、study1@sjws.or.jp (担当:山本)までご連絡ください。
参考文献等:
- OECD生徒の学習到達度調査(PISA2015)のポイント 国立教育政策研究所https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/01_point.pdf
- 平成29・30・31年改訂学習指導要領(本文、解説)文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm - 『細胞力』を高める『身心一体科学』から健康寿命を延ばす」跡見順子(論創社, 2018)
- ほどよいストレスが人を若くする, 跡見順子(サンマーク出版, 2022)
- 一般向け実施例。:東京農工大学公開講座「夏休み自由研究アカデミー:元気なココロとカラダを手に入れる!!親子細胞ワークショップ」(SJWS後援、SJWSサイエンスコミュニケーター活動
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