第45回日本分子生物学会年会(日本生物物理学会共催:2022年12月1日・幕張メッセに開催)において、SJWSの学生会員である上田菜摘美さん(甲南大学大学院)と古川 理人さん(東京農工大学大学院)が、下記のフォーラムのオーガナイザーを務めました。
タイトル:
「日本の未来を担う若手研究者におけるジェンダーダイバーシティ実現に向けて~学生による理系学部内での男女比格差の議論と提案~」
Toward Realization of Gender Diversity among Young Researchers who are the Future of Japan~Students’ Discussion and Proposal for Gender Disparity within Science Faculties~.
フォーラムでは、上田さんと古川さんに加え、渡辺 綾乃さん (東京農工大学大学院修士1年)、千綿 沙英さん(長崎国際大学5年生)、渡邊 良輔さん (東京農工大学大学院修士1年)、田中 柚希 (東京医科歯科大学大学院修士2年)、さらに、岡 貴子先生(文部科学省 科学技術・学術政策人材政策課 人材政策推進室長)が、登壇されました。
“専攻の違いによるジェンダーギャップ”に着目し、学生の視点からみた現状・問題点とその改善策についてのそれぞれの考えについて学生演者の皆様が発表された後で、文部科学省での女性研究者支援の取り組みついて岡先生が発表されました。
その後のパネルディスカッションでは、なぜ理系に進む女子学生は少ないのか?“、そして、”「理系」のなかでも生物や薬学と機械などの工学では、なぜ後者に進む女子学生が少ないのか?“について、熱い議論が行われました。次の世代を担う理系学生から社会へ向けた発信となったことから、本フォーラムの開催は、ジェンダーダイバーシティ実現に向けた大きな取り組みであったといえます。