2024.02.13

「赤松良子氏追悼文」

日本ユニセフ協会会長で、2016年度第21回SJWS功労賞の受賞者である赤松良子氏が2024年2月6日に亡くなられました。赤松氏は国際的にも活躍され、緒方貞子氏と並ぶ世界的な日本女性リーダーでした。

赤松氏は、労働省(現厚生労働省)の婦人局長として、1986年に施行された男女雇用機会均等法の成立に尽力し、「均等法の母」と呼ばれてきました。生涯日本の女性の地位向上に力を尽くされ、細川、羽田両内閣時に文部大臣を歴任されたこともあり、科学技術立国と言われた時代、特に男女差別の激しい「リケジョ」に着目されて、男女共同参画活動の活性化と共に「リケジョ」推進への継続的なご支援を頂いてきました。2012年には市民団体「クオータ制を推進する会」を立ち上げて代表に就かれましたが、その際にも理系の重要性を説かれ、数多くある女性団体の中から選ばれた八団体の中で唯一の理系団体として日本女性科学者の会(SJWS)が参画しました。

これまでの赤松良子氏のご支援とご指導への感謝と共に、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

合掌