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 日本女性科学者の会は「女性科学者の友好を深め研究分野の知識の交換を図り、その地位向上を目指すとともに、女性と男性がともに個性と能力を発揮できる環境とネットワークの構築を推進することで、社会と世界の平和に貢献すること」を目的に活動しています。

設立の経緯と活動内容

 日本女性科学者の会は「女性科学者の友好を深め、各研究分野の知識交流を図り、女性科学者の地位向上を目指すとともに、世界の平和に貢献すること」を目的として1958年4月に「日本婦人科学者の会」の名称で設立されました。本会の設立に際しましては、当時女性国際民主連合副会長の平塚らいてう女史、ノーベル賞受賞者の湯川秀樹博士を中心として設立された世界平和アピール七人委員会から多大なご支援を頂きました。1996年6月には名称を「日本女性科学者の会」と改め、2014年4月1日からは一般社団法人化し「一般社団法人 日本女性科学者の会」となりました。
 本会は設立当初から半世紀以上にわたり、第一線で活躍する会員および非会員による講演会や、女性科学者・研究者を取り巻く諸問題に関するシンポジウムなどを開催し、幅広く活動してきました。1995年からは「日本女性科学者の会奨励賞・功労賞」を設け、女性科学者の活躍を推進する研究や支援活動を表彰しています。
 本会の活動としては、国内での学術大会開催や学術誌刊行などの会員活動に加えて、1999年に第11回国際女性技術者科学者会議を主催するなど、設立当初からグローバルな女性研究者関連学術会議に積極的に参加してきました。2002年10月から男女共同参画学協会連絡会加盟団体、2004年には日本学術会議19期第4部登録学術団体として、特に、2003年から2005年には、国立女性教育会館の女性研究者ネットワーク支援のための懇談会に参加し、「女子中高校生夏の学校」(国立女性教育会館、男女共同参画学協会連絡会など主催)を2005年から共催し、更には、「国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業」を2013年以来内閣府と共催して、次世代の女性研究者育成にも取り組んでいいます。このような活動を通して、科学技術の分野において、女性と男性が共に個性と能力を発揮できる環境づくり・ネットワークづくりと社会貢献を目指しています。
 会員は、理学、工学、医学、薬学、農学、家政学など幅広い研究分野で活躍する大学、研究機関などに所属する研究者および企業の研究者・技術者で、男性研究者・技術者も活動に参加しています。